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これからの時代に大切にしたい自然由来のデニムが完成しました。蓼藍（たであい）の緑の葉から生まれた色なので、matohu Green Denimと名付けました。徳島の新居製藍所のすくもを使い、青梅市の壺草苑で灰汁発酵建（あくはっこうだて）本藍染した糸を、贅沢に織り込んでいます。また、あえて普通のデニム地（綾織）ではなく、「横二重織」という特別な組織にすることで、表地に藍色を最大限引き出しています。
上の動画は一般的なデニムとは全く違う「matohuグリーンデニム」の作り方と魅力について、デザイナー本人が語ったものです。見ていただくと「なるほど！」と楽しめます。超軽量で肌へのあたりが柔らかく、さわやかな上質感があります。一度着用すると、もう重い通常のデニムがはけなくなるような心地良さです！最初の型 001は、ベーシックなゆったり目のストレート・シルエット。腰ばきできるように、ウエストやヒップはゆるやかにゆとりをとっています。
すとんとした落ち感と、やや深めの股上で、足が長く見えるパターンになっています。ステッチの色は、蓼藍が育つ土の色をイメージして、濃ブラウンを採用。落ち着いた印象で藍色に良く映えます。またバックポケットのステッチは、よく見るとブランド・アイコンの「千鳥」のモチーフに！ウエストの裏面は、モザイク柄のジャカード織がアクセント。
着るたびにワクワクするデザイン的な楽しさと、汗でこすれてインナーに藍が色移りしないための工夫です。
またのサスティナビリティの観点から、廃棄の際に手間がかかる金属リベットは不使用。カンヌキ・ミシンで補強しました。本藍染は洗濯で色落ちしにくく、普通のデニムような白い筋やアタリがでません。むしろ洗うたびに色味が冴えて新鮮なジャパン・ブルーを保ちます。太めのベルトを締めたり、裾をロールアップしても表情がかわります。気分に合わせて、ぜひさまざまなコーディネイトを楽しんでください。