袖口が折り返っているように見えるデザイン（マッキン仕立てと言います）の、半袖シャツです。 前の打ち合わせはよく見るとわずかにダブル前になっているのがわかるでしょうか。 第１ボタンだけ左右に２カ所あるのも、さりげないデザインポイントになっています。 そのボタンを外すと、オープンカラーに。 ユニセックスなデザインなので男性にも女性にも着ていただきたいシャツです。 かつて大正・昭和初期に流行した着物地の「銘仙（めいせん）」を現代によみがえらせました。 「銘仙」とはたて糸をプリントし、仮の横糸をほぐしながら織っていくことから「ほぐし織」とも言われます。 糸を模様に染めてから織ることで、柄がかすかに揺らいでかすれます。 その味わいがなんとも言えない優しさをもっていて、こころ安らぎます。 柄は手描きの「窓」のような格子模様です。 たて糸はシルク、よこ糸はシーアイランド・コットン（海島綿）を使っているので、適度な柔らかさと光沢があります。